挨　　　　拶

　当社の起こりは平安時代に遡ります。当時流行していた疫病を鎮めるために御霊会が行われ参詣する人々で大変賑わったようです。今日では、御室・花園地区、安井地区の氏神様として氏子の皆様にご支援・御奉賛を頂いております。

　古事記の序文に「古稽へ以ちて既に頽れしに於風猷縄しむ今に照らし以ちて欲に絶えむとすに於典教補ふこと莫不」という一節があります。この一節から先人の知恵に学び、現在に目を向け今の在り方を模索し、未来に繋げていくことが大切だと考えます。時代は変わっても、異常気象等環境の悪化や災害、流行病は続いています。伝統を大切に継承しながら新たな文化や価値の創造に尽くし、当神社が、古来と変わらず皆様の交流を深められる参集の場として、氏子の皆様の心の拠り所として参拝していただけるよう努めて参ります。

　“月次祭（毎月1日、15日）にお参りに来て境内に入ると辺りに澄んだ空気が漂い、身も心も洗われたように感じます” “節分の折に厄除けのおぜんざいをいただくと、今年も元気で過ごせそう。お参りに来て良かった。”こんな声をいただいています。”また、今宮さんに行こう”と当社に関心を持ち続けてもらえれば幸いです。

　最後に崇敬を寄せられます皆様が御祭神のご神徳をいただき、健康で平穏無事に過ごせますよう祈祷申し上げます。