今宮のルーツに迫る
今宮神社の変遷
当 今宮神社の起こりは平安時代にさかのぼります。
長和4年(1015)6月、都の内外に疫病が流行しました。三条天皇の御託宣を受け花園の地に神殿が建立され、厄除神である素戔嗚尊をお祭りし疫病除けの祈願をしたところ、京洛近郊からの参詣で大いに賑わい、朝廷の作物所が神宝を造り、六衛府や馬寮がそれに奉仕した。間もなく疫病は鎮まったと言われています。(百錬抄より)
この神殿はその後冷泉天皇により、天安寺(法金剛院)の東に神社が造営され御霊会が執り行われました。当時、この社は〈祇花園社〉或いは〈花園社〉と称し、厄除け神・今宮大明神として崇敬されました。
(続故事談より)
古来の神仏混肴時代から明治初期まで、法金剛院或いは小村仁和寺の鎮守となりますが、特に仁和寺門跡の鎮守として現在の本殿、末社松尾社、拝殿は後光明天皇寛永21年(1644)5月、徳川三代将軍家光公の保護を受けて、仁和寺門跡覚深法親王(後陽成天皇第一皇子)の御本願で造営され、同6月28日に御遷座祭が行われています。又、造営奉行等の名前も棟札・棟札箱に記載されている。
その後、後桜町天皇の明和4年(1767)9月に御本殿などが荒廃しましたが、仁和寺より修繕、修理が加えられている。
特に、仁和寺33代門主純仁親王(小松宮彰仁)の御崇敬は特に深く毎月16日に御来拝され暫時御黙禱の後御帰山された。慶應3年12月勅命より還俗された時も当社に御参拝になり社守河本某・庄屋伊藤利兵衛・大八木某他数名を召され、時勢の変遷により今仁和寺を去るが、爾来社殿の修理等は一切村方に於いてなすべしと申し渡され、同時に当社へ下渡されていた獅子(狛犬)その他の宝物は仁和寺へ引き上げられた。
昭和9年(1934)9月室戸台風で社務所が倒壊したが、翌10年6月に修復された。
同35年(1960)9月ご本殿桧皮葺屋根葺き替え、本殿内陣の装飾品の新調、その他建造物の修復、同41年(1966)9月に神輿庫の新設、同53年(1978)9月に拝殿板葺屋根葺き替え、並びに天井、床板等の取り替え、松尾社桧皮葺屋根葺き替え、平成14年(2002)ご本殿一間社流造の桧皮葺屋根葺き替えた。
平成26年(2014)6月当社一千年の祈念し、拝殿お屋根を木賊葺に柱を樹齢300年以上の尾州桧(木曾桧)を使って全面的に修理修復をした。その他末社松尾社、手水舎の修理修復、祭具庫、集会所の新設をしました。
令和3年(2021)3月前年の台風被害により本殿透塀、神饌所の建替えをしました。
令和6年(2024)9月東鳥居を寄進により建替えました。
今宮のルーツに迫る
今宮神社の変遷
当 今宮神社の起こりは平安時代にさかのぼります。
長和4年(1015)6月、都の内外に疫病が流行しました。三条天皇の御託宣を受け花園の地に神殿が建立され、厄除神である素戔嗚尊をお祭りし疫病除けの祈願をしたところ、京洛近郊からの参詣で大いに賑わい、朝廷の作物所が神宝を造り、六衛府や馬寮がそれに奉仕した。間もなく疫病は鎮まったと言われています。(百錬抄より)
この神殿はその後冷泉天皇により、天安寺(法金剛院)の東に神社が造営され御霊会が執り行われました。当時、この社は〈祇花園社〉或いは〈花園社〉と称し、厄除け神・今宮大明神として崇敬されました。
(続故事談より)
古来の神仏混肴時代から明治初期まで、法金剛院或いは小村仁和寺の鎮守となりますが、特に仁和寺門跡の鎮守として現在の本殿、末社松尾社、拝殿は後光明天皇寛永21年(1644)5月、徳川三代将軍家光公の保護を受けて、仁和寺門跡覚深法親王(後陽成天皇第一皇子)の御本願で造営され、同6月28日に御遷座祭が行われています。又、造営奉行等の名前も棟札・棟札箱に記載されている。
その後、後桜町天皇の明和4年(1767)9月に御本殿などが荒廃しましたが、仁和寺より修繕、修理が加えられている。
特に、仁和寺33代門主純仁親王(小松宮彰仁)の御崇敬は特に深く毎月16日に御来拝され暫時御黙禱の後御帰山された。慶應3年12月勅命より還俗された時も当社に御参拝になり社守河本某・庄屋伊藤利兵衛・大八木某他数名を召され、時勢の変遷により今仁和寺を去るが、爾来社殿の修理等は一切村方に於いてなすべしと申し渡され、同時に当社へ下渡されていた獅子(狛犬)その他の宝物は仁和寺へ引き上げられた。
昭和9年(1934)9月室戸台風で社務所が倒壊したが、翌10年6月に修復された。
同35年(1960)9月ご本殿桧皮葺屋根葺き替え、本殿内陣の装飾品の新調、その他建造物の修復、同41年(1966)9月に神輿庫の新設、同53年(1978)9月に拝殿板葺屋根葺き替え、並びに天井、床板等の取り替え、松尾社桧皮葺屋根葺き替え、平成14年(2002)ご本殿一間社流造の桧皮葺屋根葺き替えた。
平成26年(2014)6月当社一千年の祈念し、拝殿お屋根を木賊葺に柱を樹齢300年以上の尾州桧(木曾桧)を使って全面的に修理修復をした。その他末社松尾社、手水舎の修理修復、祭具庫、集会所の新設をしました。
令和3年(2021)3月前年の台風被害により本殿透塀、神饌所の建替えをしました。
令和6年(2024)9月東鳥居を寄進により建替えました。
主祭神

素盞嗚尊
(すさのおのみこと)



伊弉諾尊
(いざなぎのみこと)



伊弉冊尊
(いざなみのみこと)
主祭神



素盞嗚尊
(すさのおのみこと)



伊弉諾尊
(いざなぎのみこと)



伊弉冊尊
(いざなみのみこと)
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